さつまいもを食べるとおならが出るのはなぜ?原因と防ぐ方法

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さつまいもを食べると、おならがたくさん出るイメージがありますよね。

なんとなく、いつもより多く出ているような気がするのはなぜでしょう?

そこで、さつまいもを食べておならが出る原因と、おならが出るのを防ぐ方法をまとめてみました。

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おならが出る原因

さつまいもを食べるとおならが出るのは、消化にかかる時間が長いことが原因です。

そもそもおならとは、小腸で消化吸収されなかった食べ物が、大腸で分解されるときに発生するガスのことです。ガスのほとんどは大腸で吸収されるのですが、吸収しきれない分がおならとなって肛門から出るのです。

さつまいもは消化しにくいため、消化させるために体内では腸内細菌が登場します。腸内細菌がさつまいもを分解しようと一生懸命働き、そのときにガスが大量に発生します。その結果、ガスを大腸で吸収しきれず、おならの回数が多くなってしまいます。

1日のおならの回数は平均して10〜20回程度ですが、さつまいもを食べると1.5倍になるという話もあります。

おならは臭いのか

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さつまいものおならは臭いイメージがありますが、これは間違いです。

おならには、発酵型腐敗型の2つのタイプがあり、ガスの成分やにおいが異なります。

発酵型 腐敗型
腸内細菌 善玉菌 悪玉菌
食材 いも、野菜、米、豆など 肉、魚、卵など
主な成分 炭酸ガス、メタンガスなど インドール、スカトール、硫化水素など
におい 少ない きつい
大きい 小さい

発酵型

発酵型のおならとは、善玉菌が炭水化物や食物繊維を分解することにより発生するガスのことです。主な成分は炭酸ガスやメタンガスで、これらのガスににおいはほとんどありません。ただし、大きな音が出やすいです。

腐敗型

腐敗型のおならとは、動物性たんぱく質が悪玉菌によって分解されて発生するガスのことです。主な成分はインドール、スカトール、硫化水素などで、これらのガスは悪臭がします。発酵型に比べて、音は小さい(すかしっ屁)です。

お肉や卵などには動物性たんぱく質が含まれているので、おならが臭くなるのはその通りなんですね。

ちなみに、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れてもにおいは発生します。さつまいもに含まれるでんぷんには、善玉菌を増やし、善玉菌と悪玉菌のバランスを整える働きがあります。

さつまいもを食生活に上手に取り入れると、おならのにおいを抑えることができるかもしれませんね。

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おならが出るのを防ぐ方法

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おならが出ないようにするためには、皮ごと食べると良いです。

さつまいもの皮にはヤラピンという消化酵素が含まれていて、さつまいもの消化を助けてくれます。消化時間を短くすれば、おならは出にくくなります。

生のさつまいもを切ったときに皮付近から出てくる白い液体がヤラピンで、便秘解消効果もあります。おならが出るのを防ぐだけでなく、ポリフェノールも豊富に含まれているので、アンチエイジングやダイエットにも効果的です。

ぜひ皮ごと食べましょう。

まとめ

さつまいもとおならの関係をまとめると、このようになります。

  • おならが出る原因は、消化に時間がかかるため。
  • さつまいもを食べても、おならは臭くならない。
  • おならが出るのを防ぐには、皮ごと食べる。

さつまいもを食べると、おならが出る回数が増えるのはたしかなようです。回数が増えても、おならが臭くなるわけではないのであれば安心ですけどね。

おならの音が気になる場合は、夜に食べたり人前に出ない日に食べたり、食べる時間を調整すると良いかもしれません。学校のテストや資格試験の前には、食べない方が良いですね。おならを気にして集中できなくなりそうです(笑)

体に良い食材であることは間違いないので、おならと上手に付き合っていきましょう。

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