さつまいもの種類と特徴は?焼き芋におすすめの甘い品種

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自宅で焼き芋を作ろうと思った時に、どの種類のさつまいもで作れば良いのか迷ったことはありませんか?

甘い品種が分かれば、屋台でなくても甘くておいしい焼き芋を作ることができますよね。

そこで、代表的なさつまいもの種類や特徴、焼き芋におすすめの甘い品種についてご紹介します。

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さつまいもの種類と特徴

さつまいもの種類は、世界に3,000〜4,000種類あると言われています。そのうち日本では、約40種類(農林水産省に報告されている種類)が栽培されていると言われています。

品種別生産量ランキング

以下に示すのは、日本での2009年度の品種別生産量ランキングです。

1位 紅あずま

関東で主流の品種で、茨城県や千葉県での生産が約8割を占めます。

2位 黄金千貫(コガネセンガン)

鹿児島県の生産が約8割を占めます。食料用としても使われますが、多くは焼酎用・加工用です。

3位 高系14号

関西で主流の品種です。高系14・鳴門金時・紅高系・土佐紅・ベニサツマの5品種の合計です。鳴門金時は北陸・東海・近畿の限られた県で作られています。

4位 白豊(シロユタカ)

鹿児島県だけで作られています。主に焼酎用・加工用です。

5位 タマユタカ

干し芋用の品種で、茨城県のさつまいも生産量のほぼ9割がこの品種です。

加工用や、干し芋専用など、聞きなれない名前の品種もありますね。全国のスーパーには約20種類の品種が出回っていると言われていますが、よく見かけるのは紅あずま、鳴門金時、安納芋の3種類くらいではないでしょうか。

紅あずまの特徴

産地 茨城や千葉など関東を中心とした東日本
価格 1本150円程度(200g)
収穫時期 10〜11月中旬
見た目 皮の色は赤紫、中身は淡黄色。
食感 ホクホクとねっとりの中間。

日本で栽培されているさつまいもの中では、生産量が最も多い品種です。スーパーなどで最も手に入りやすいお手頃価格の品種です。安くておいしいさつまいもの代表格ですね。

焼き芋や蒸し芋、天ぷら、お菓子作りの材料など、幅広い用途で使われています。

鳴門金時の特徴

産地 おもに徳島県鳴門市
価格 1本200~250円程度(200g)
収穫時期 9〜10月
見た目 皮の色は紅色、中身はクリーム色。
食感 ホクホク

関西で多く流通する品種です。商標登録されていて、徳島県の限定された地域で作られたものだけが「鳴門金時」として出荷されています。他の品種に比べ、貯蔵性が良いです。

安納芋の特徴

産地 種子島を代表する安納地区
価格 1本200円程度(150g)
収穫時期 9〜12月
見た目 皮の色は紅色、中身はオレンジ色。
食感 ねっとり

安納芋には種類があり、安納こがね・安納紅・安納もみじといった品種があります。現在流通する安納芋の多くは、これらの品種のことを言います。

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焼き芋におすすめの甘い品種

品種によって、食感や甘さは様々です。焼き芋におすすめの6種類をご紹介します。

紅あずま

程よくねっとりした食感のさつまいもです。

食べ頃は12〜2月ごろで、糖度が増してしっとりとした食感になります。昔ながらの素朴な味で、全国の焼き芋屋さんで最も使われている甘い品種です。バターや塩をつけて食べると焼き芋の味わいが引き立ちます。

鳴門金時

栗のようなホクホクした食感が特徴のさつまいもです。

9〜10月が収穫時期のため、11月後半には熟成が進み、しっとりと甘味がにじみ出してくるような風味になります。

糖度が高く、焼き芋にぴったりの甘い品種です。甘みがあることから、菓子の素材などにも使われます。

安納芋

糖度が40度前後にもなる濃厚な甘さと、舌に絡みつくようなねっとりした食感が特徴のさつまいもです。

切った芋を指で押すと、中から蜜が滲みでてくるほど水分が多いです。焼き芋にすると、スイーツのような甘さが口いっぱいに広がり、冷やして食べると、アイスのような舌触りとコクが楽しめます。

貯蔵期間を経て、10月中旬〜1月に市場に出回ります。小ぶりな物ほど甘みが強いと言われています。

パープルスイートロード

2004年に品種登録された千葉県産の紫芋です。

ホクホクとした食感の中にもきめの細かさがあり、後味はさっぱりしています。

紫芋は甘味が少ないイメージですが、5種類のさつまいもを交配させたパープルスイートロードは、焼き芋にすると程よい甘さを感じることができます。

10月中旬以降が食べごろです。

紅はるか

他のさつまいもよりはるかに甘いことからこの名前が付くほど、とても甘い品種です。

糖度が非常に高く(40~45程度)、安納芋と比較しても大差はありません。しっとりした食感で上品な甘みがあり、後味はすっきりしています。

2010年に品種登録された比較的新しい品種で、食べ頃は11月〜1月です。

大分県産紅はるかのブランド「甘太くん」(カンタくん)や、茨城県産紅はるかのブランド「紅天使」などの人気が高いです。

シルクスイート

滑らかな食感と甘さが話題になり、人気が高い品種です。

繊維が少なく絹のようななめらかな舌触りで、水分がにじみ出てくるようなしっとり感があります。上品な甘さなので、安納芋だと少し甘すぎるという方におすすめです。

貯蔵することで、甘みがどんどん増していきます。

2004年に品種登録された千葉県産のさつまいもで、食べ頃は12~2月です。

まとめ

近年は品種改良が進み、甘くて美味しい日本人好みの新種が多く出て人気を集めています。

収穫は9~10月のものが多いですが、貯蔵して甘さが増した12月ごろが食べ頃になります。焼き芋にするのであれば、個人的にはホクホクよりもねっとりした食感のさつまいもの方を使いたいですね。

スーパーに出回っていない品種は、ネット通販で3kgくらいから注文することができます。

自分好みの甘さや食感に合う品種を見つけて、秋の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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Posted by 管理者