クリスマスツリーに使う木の種類や名前と意味・由来まとめ
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クリスマスにクリスマスツリーは欠かせないですよね。
市販の組み立て式ツリーを家に飾る人は多いですが、最近では本物の木を使う人が増えているようです。
そこで、クリスマスツリーに使う木の種類や名前をまとめてみました。
クリスマスツリーの由来や意味は諸説ありますが、その中のいくつかを見てみましょう。
クリスマスツリーに使う木の種類と名前
クリスマスツリーに使う木は、もみの木が一般的です。
天然のもみの木は、日本やヨーロッパなど北半球を中心に生育し、40種類以上あると言われています。
日本に生育するもみの木
- ウラジロモミ
- ドイツトウヒ
- ホンモミ
- シラビソ
- ゴールドクレスト
- オレゴンモミ
- ピセア・プンゲンス など
海外に生育するもみの木
- ヨーロッパモミ
- コーカサスモミ
- 欧州トウヒ
- コロラドモミ など
日本でクリスマスツリーによく使われるのは、ウラジロモミとドイツトウヒの2つです。
ウラジロモミは枝が丈夫で室内でも葉を落としにくく、いろいろな飾り付けができるため人気があります。
ドイツトウヒは三角の形に育つため、見た目が良く落ち着いた印象を与えてくれます。ウラジロモミに比べると枝が細いため、軽い装飾品で飾り付けるのに向いています。
このように、クリスマスツリーにはもみの木が使われますが、それはなぜなのでしょうか?
クリスマスツリーの意味・由来
クリスマスツリーにもみの木が使われるようになった由来は諸説あります。
古代ゲルマン民族のお祭り
一つ目は、古代ゲルマン民族がお祭りで使っていたという説です。
古代ゲルマン民族は、神様に捧げるお祭り「ユール」で樫(かし)の木を使っていたと言われています。樫の木は冬も枯れることがないため、生命の象徴とされていました。
それが、ゲルマン民族全体にキリスト教が布教され、ユールがクリスマスへと変わり、樫の木がもみの木に変わったと言われています。
スウェーデンやノルウェーなどの北欧では、ユールは今でもクリスマスを示しています。
ドイツの信仰
二つ目は、ドイツの信仰という説です。
ドイツでは、もみの木に小人が住んでいて、幸せを運んでくれると信じられていました。小人にいてもらうために、もみの木に食べ物や花を飾り、その周りでみんなで踊っていたと言われています。
アダムとイブの舞台劇
三つ目は、アダムとイブの舞台劇で使われていたという説です。
中世ヨーロッパで、12月24日にアダムとイブの舞台劇が行われていました。その中で登場する知恵の木(食べてはいけない実がある木)に、りんごの木が使われていました。
しかし、りんごの木は冬に葉を落としてしまうため、代わりにもみの木を使ったと言われています。
病気を治すために家の中に入れた
四つ目は、もみの木が病気を治すという説です。
ヨーロッパでは、冬でも葉を落とさないもみの木を、永遠の命の象徴として大事に扱っていました。冬になると、病気を治すために家の中に入れられたと言われています。
ロシアやドイツなどでは、もみの木から取れる油を風邪薬や入浴剤など健康のために使っているようです。
マルチン・ルター
五つ目は、ドイツ人のマルチン・ルター(宗教改革者)が家の中に持ち込んだという説です。
16世紀のドイツで、マルチン・ルターがクリスマスイブ礼拝の帰り道に、森の中で常緑樹(マツやスギなど)の葉の間に輝く星を見て、あまりの美しさに胸を打たれたそうです。
その美しさを子供たちにも教えるため、もみの木を家の中に持ち込み、火が付いたろうそくを木に飾ったとされています。
まとめ
クリスマスツリーに使われるもみの木には、たくさんの種類があるようです。街でクリスマスツリーを見かけたときに、どの種類のもみの木が使われているのか、気にしてみるのも良いかもしれませんね。
もみの木が使われる由来は諸説ありますが、共通するのはヨーロッパが起源ということのようです。
クリスマスにはそんな由来を思い浮かべながらツリーの飾り付けをしてみると、いつもと同じクリスマスツリーも特別に見えてくるかも知れませんね。
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