サンタクロースの起源は?赤い服の由来やプレゼントを靴下に入れる理由
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クリスマスシーズンになると、いろんなお店でサンタクロースをイメージした衣装を着ている人を多く見かけますよね。
ところで、私達がイメージするサンタクロースはいつ頃日本に定着したのでしょうか?
赤い服の由来やプレゼントを靴下に入れる理由など、知らないことが多いですよね。
そこで、今回はサンタクロースの起源をまとめてみました。
サンタクロースの起源
サンタクロースは、4世紀頃の東ローマ帝国の伝説が起源と言われています。
ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、煙突から金貨を投げ入れます。
投げ入れた金貨は、たまたま暖炉にかかっていた靴下に入り込みました。
靴下の中の金貨を発見した家族は、娘の身売りせずに済んだのです。
このような逸話が残されており、これが今日のサンタクロースの起源だとされています。
ニコラウスは、学問における守護聖人として崇められており、「聖(セント)ニコラウス」という呼称が使われています。これをオランダ語読みすると、「シンタクラース」となります。
オランダでは、14世紀頃から12月6日を「シンタクラース祭」としてお祝いをする風習があります。その後、17世紀にアメリカに移住したオランダ人が、「シンタクラース」を「サンタクロース」と伝えたと言われています。
サンタクロースの赤い服の由来
昔は服の色が決まっていなかった
一般的なサンタクロースのイメージというと、このような感じではないでしょうか。
- 赤と白のふわふわとした洋服
- 白いおひげ
- ふくよかな体系のおじいさん
実は、サンタクロースの服については、昔は決まっていなかったと言われています。
日本では、1907年に発行された新聞で「身に赤衣を纏ひ(朝日新聞 1907/12/28)」と掲載がなされました。その後、1914年頃から子供向けの雑誌「子供之友」で、現代のサンタクロースと同じイメージのイラストが掲載されるようになったと言われています。
世界では、青や緑、紫など国や地域で様々だったようです。
双子のサンタクロースで、一人は赤白の衣装、もう一人は黒茶の衣装です。良い子には赤白のサンタがプレゼントを、悪い子には黒茶のサンタがお仕置きをします。
イタリア
魔女のファベーナが、いい子にはプレゼントを、悪い子には炭を配って回ります。
ハイチ
クリスマスおじさんと麻袋おじさん。クリスマスおじさんが良い子にはプレゼントを配り、悪い子には麻袋おじさんが麻袋に入れてさらっていきます。
ロシア
マロースおじさん。サンタクロースのことですが、衣装が青いのが特徴です。
アイスランド
ユールラッズと呼ばれる13人のサンタのような妖精です。良い子にはお菓子、悪い子には生のじゃがいもを靴の中に入れて回ります。
悪い子をさらって行ったりお仕置きしたり、まるで日本のなまはげのようですね。
サンタクロースの服の由来
サンタクロースの服はキリスト教の司祭服に由来しています。
司祭服の色は、赤・白・緑・紫・黒・バラ色(ピンク)があります。赤はキリストの受難日に、白はキリストの降誕日に着るとされているそうです。
クリスマスはキリストの降誕日と言われていることもあり、赤と白のカラーが採用されたのかもしれませんね。
コカ・コーラにまつわる都市伝説
サンタクロースの服はキリスト教が関係していますが、コカ・コーラにまつわる都市伝説というものがあります。
1931年に、アメリカのコカ・コーラがサンタクロースを広告キャラクターに採用し、同社のイメージカラーである赤と白を服の色にしました。
それまで様々な色の服をまとっていたサンタクロースのイメージが赤と白に統一されたのは、同社の広告に採用されたからと言われています。
ですが、広告に採用する10年以上前にサンタクロースは赤い服を着ていたので、コカ・コーラが起源というわけではありません。
ただ、現在のサンタクロースのイメージが世間に定着したのは、コカ・コーラが大きな影響を与えたからかもしれませんね。
クリスマスプレゼントを靴下の中に入れるのはなぜ?
クリスマスの前日に枕元に靴下を下げて眠ると、その中にサンタクロースがプレゼントを入れると言われています。
これは、ニコラウスが煙突から金貨を投げ入れた時に、たまたま暖炉に干してあった靴下に入った事が起源とされています。
それが今も続いているという事ですね。
でも、プレゼントが大きすぎて靴下の中に入らない物もありますよね。
海外では、枕元の靴下にはお菓子などの小物類を入れ、プレゼント本体はクリスマスツリーのそばに置くというのが一般的なようです。
クリスマスシーズンになると、真っ赤なブーツにお菓子がたくさん入った物が販売されていますが、あんなイメージでしょうか?
サンタクロースが煙突から入る理由
サンタクロースは煙突から家に入ってプレゼントを置いていくと言われています。
これは、ニコラウスが金貨を煙突から投げ入れたことが起源とされています。
また、1822年にアメリカの学者であるクレメント・ムーア著の「聖ニコラウスの訪問」の中の詩には、「聖なるニコラウス煙突からどすん」という記載があります。
それが現在にも語り継がれ、サンタクロース=煙突になったんでしょうね。
ちなみに、煙突がない家庭はたくさんありますが、その場合は窓や玄関から入ってくるみたいです。
まとめ
現在のサンタクロースのイメージ定着にコカ・コーラが関係していたというのは興味深い話ですよね。
もし他の有名な企業が広告に採用していたら、サンタクロースのイメージは変わっていたのかもしれません。
いずれにせよ、このような小ネタを忍ばせておき、ちょっとした時に披露して、楽しいクリスマスをお過ごし下さいね!
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