読書感想文の書き方と簡単に仕上げるコツ!書き出しや構成例も紹介
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読書感想文が書けない!
そんな悩みをお持ちではないですか?
読書感想文に苦手意識があると、書くのに時間がかかってしまいますよね。でも、書き方が分かれば誰でも書けるようになるんです。
そこで、読書感想文の書き方と簡単に仕上げるコツ、書き出しや構成例をまとめました。
読書感想文の書き方の基本
まずは、読書感想文の書き方の基本を知っておきましょう。
- あらすじを書かない。
- 気持ちの変化を書く。
- そう感じた理由を書く。
- 過去の経験と結びつける。
読書感想文が苦手な人ほど、あらすじを書いてしまいがちです。あらすじを書けば原稿用紙は埋まりますが、それだと感想文ではありません。
「楽しかった」「面白かった」という感想を求められているわけでもありません。本を読んで、自分の気持ちがどう変化し、なぜそう感じ、過去の経験と比較してこれからどうしていきたいか、ということが求められています。
もし本を読んで何も感じなければ、それは流し読みしているだけかもしれません。
本を読むことではなく読書感想文を書くことが目的なので、「なぜ」「どうして」ということを意識して読んでみてくださいね。
本の選び方
当たり前のことですが、読書感想文を書くためには本を読まなくてはいけません。本を選ぶ際は、次のポイントを意識すると良いですよ。
興味を持った本
興味を持った本は、「なぜ」「どうして」といった疑問など、いろいろな感情が思い浮かびやすいです。興味があるため内容も頭に入りやすく、感想を書きやすいですよ。
スポーツ系の本
スポーツ系は、ストーリーがはっきりしているため内容を把握しやすいです。あなたが取り組んでいるスポーツと同じ題材の本であれば、感情移入しやすく感想を持ちやすいですよ。
国語の教科書に載っている題材
国語の教科書に載っている題材は、授業でも解説があるので取り組みやすいです。長編小説を選んでしまうと読み終わるまでに時間がかかりますので、選ぶなら短編小説が良いでしょう。
感想を書くことが目的なので、あなたにとって感想を書きやすそうだと感じた本を選びましょう。
読書感想文を書くための準備
読書感想文が書けない人に共通することは、本を読んでいきなり書こうとするということです。
読み終わった時点では、頭の中で書く内容がまとまっていないことがほとんどです。重要な言葉や場面がどこだったのか、あなたがどう感じたのか、読み終わる頃には忘れているものです。
そこで、付箋とメモを使ってそれらを押さえておきましょう。
付箋の使い方
付箋を貼る場合は、こちらを意識して貼ると良いですよ。
- 登場人物の気持ちに変化が表れたところ
- あなたが驚いたところ
- あなたが興味を持ったところ
- あなたが登場人物に共感したところ
- あなたの印象に残ったところ
あくまでも考え方なので、直感を頼ってどんどん貼っていきましょう。「何かないか」と意識しながら読んでいけば、付箋の数も増えていきますよ。
さすがに全ページに付箋を貼るのはやりすぎですが、付箋の数は多い方が書く内容に困らなくなります。
付箋を貼ったら今度はメモします。
メモの書き方
付箋を貼ったところについて、あなたが感じたことをメモしましょう。
- 疑問に思ったこと
- 感心したこと
- 考えたこと
メモしたことが感想文のパーツになります。メモのまとめ方は自由です。感想文としてまとめるときに、何を書いたか分かれば大丈夫ですよ。
何回も読む
本の内容が分からなかったり、感じたこと(付箋の数)が少なかったりした場合は、2回以上読むと良いでしょう。むしろ、何回も読むことをおすすめします。
読み終わった後に振り返ってみると、何が書いてあったか覚えていないことが多いです。このように考えて読んでみましょう。
- 1回目に大雑把な内容を理解する
- 2回目に大事な場面を付箋やメモで抜き出す
2回読むのは時間の無駄と思うかもしれませんが、内容を理解しないまま書こうとすると、結局読みながら書くことになるため余計に時間がかかります。
付箋を貼りメモをたくさん書いて、書く内容がイメージできるようになるまで読みましょう。
ここまでで書く準備はできましたので、次は構成を見ていきましょう。
読書感想文の構成
読書感想文の構成ですが、3つに分けて考えると書きやすいです。
- 書き出し
- 本文
- おわり
それぞれで書く内容が分かれば、あっという間に原稿用紙が埋まっていきますよ。
書き出し
読書感想文は、最初の一文が難関です。なので、まずはここを突破しましょう!
それでは、書き出しの例を紹介します。
一般的な書き出し
「◯◯を読んだ感想について書きます」
ストレートに、これから読んだ本の感想を書くことを伝えます。
本を読んだきっかけ
「いつか読もうと思っていた」
「以前に話題になっていたから」
あなたがその本を読んだきっかけを書きます。
結論を述べる
「この本を読んで、私は◯◯だと思った」
最初に結論を述べて、それから理由を展開していくという方法です。
インパクトのある言葉
「◯◯は△△だった」
インパクトのある言葉を先に書くと、読み手を引き付けることができます。
問いかけ
「◯◯について、あなたはどう思いますか?」
質問されると、読み手は書き手の答えを聞きたくなります。
書き出しがうまくいけば、次はいよいよ本文です。
本文
付箋やメモの内容をまとめていきます。
疑問に思ったこと
「どうして主人公は◯◯をしたんだろう?」
自分と登場人物の比較
「〇〇は△△したけど、私だったら××すると思う」
印象に残ったこと
「〇〇だった主人公が△△する姿を見て、□□の大切さを知った」
気持ちの変化
「最初は◯◯だと思っていたが、△△だと思うようになった」
「◯◯という思いがますます強くなった」
作者が伝えたかったこと
「きっと作者は◯◯を伝えたかったんだと思う」
本文が読書感想文の中で一番ボリュームが大きいところです。付箋に書いたメモを見ながら、自分が感じたことをたくさん書いていきましょう。
おわり
最後に感想をまとめます。
「〇〇を読んでみて、私は△△になった」
「主人公の××が□□する姿は、私に●●を与えてくれた」
「私も他人に●●を与えられるような人になりたい」
本から学んだことを、今後にどう生かすかという視点で書くと良いでしょう。
構成の例
1.本を選んだきっかけ
「いつか読もうと思っていた」
2.本の内容
「◯◯が××する内容だった」
3.全体の感想
「主人公が◯◯する姿は私に感動を与えた」
4.印象に残った場面
「主人公が◯◯したところ」
4-1 印象に残った理由
「主人公の××なところが私に似ていた」
4-2 登場人物を自分に置き換えた場合
「もし私が主人公の立場だったら、△△していたと思う」
4-3 過去の経験との結びつけ
「私は過去に◯◯を経験し、成功を収めることができた」
5.教訓や反省
「主人公が◯◯する姿は私に感動を与えた」
「〇〇を読んでみて、◯◯だった私は△△になった」
一例として挙げてみました。4の部分を肉付けしていけば、それなりのボリュームになると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
書き方のコツ
読書感想文を書く上で大事なことは、いきなり書こうとしないということです。
「何が書いているのか分からない」という状態では、驚きや疑問は生まれません。そのため、次のポイントを意識してみると良いでしょう。
- 本の内容を理解する。
- 読んでいて感じたことをたくさんメモする。
本の内容を理解すれば、驚きや疑問など感想文のパーツがたくさんできます。パーツがたくさんあれば、それらをつなげていくだけで完成しますよ。
また、最初に結論を述べると、話を膨らませることができるのでおすすめです。
まとめ
以上、読書感想文の書き方と簡単に仕上げるコツ、書き出しや構成例でした。
読書感想文が苦手な人は多いですが、書き方が分かれば誰でも書けるようになります。難しく書こうとする必要はありません。構成を理解し、付箋とメモを活用すれば、次第に書けるようになると思います。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、これがしっかりできれば、読書感想文が書けないということはなくなります。
コツをつかんで、サクッと完成させちゃいましょう♪