邪悪な天才のネタバレと感想まとめ!事件の真相とその後は?
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本記事は、2018年に公開された海外ドラマ『邪悪な天才: ピザ配達人爆死事件の真相』のネタバレと感想について紹介していきます。
『邪悪な天才』は、Netflixのオリジナルドラマで、実話を描いたドキュメンタリードラマです。
これより先は、ネタバレを含めた感想をまとめているので、これから鑑賞する方はご注意ください。
邪悪な天才のネタバレ
逮捕されたブライアンの首には爆弾付きの首輪がはめられており、
「ピザの宅配先の客に拳銃で脅されてこの首輪をはめられた」
と警察に訴えます。
犯人に、
「銀行強盗をして金を持って帰って来たら爆弾を解除する」
と言われたブライアンは、それに従うしかなかったのです。
首輪にはトリップコードが仕掛けられており、自分で外すことは不可能。
失敗すると爆発してしまいます。
「爆弾処理班を呼んでほしい!自分は被害者だ!」
と叫ぶブライアンに、警察は半信半疑ながら爆弾処理班の出動を要請します。
犯行現場にはメディアも多数集まり、ブライアンの様子は生放送で各局に伝えられました。
ところが、爆弾処理班が到着する3分前、首輪の爆弾が爆発。
ブライアンは
「ピザ屋の店長に電話させてくれ」
という言葉を最後に爆死しました。
その様子は全米に中継され、あまりの悲惨さに視聴者に大きな衝撃を与えたのです…
『邪悪な天才』はフィクションではなく、2003年8月にアメリカのペンシルバニア州で実際に起きた事件(実話)なのです。
ドラマでは、誰が何のためにブライアンに爆弾付きの首輪をはめたのか、捜査の段階で浮かび上がった容疑者「マージョリー」を追う視点で進められています。
爆弾を作る技術を持つ電気配線工ウィリアムや、自分の子供を宿している娼婦ジェシカなど、出てくる登場人物は全員ひと癖もふた癖もあり、誰が犯人なのか疑心暗鬼になること間違いありません。
全4話とコンパクトにまとめられているので、ドキュメンタリー初心者の方にもおすすめ出来る作品です。
邪悪な天才の事件の真相とその後
結論から言うと、犯人はマージョリーです。
FBIのプロファイラーは、事件の主犯はマージョリーで、それに技術役のウィリアムと強盗役のブライアンが協力し3人で行った犯罪と推理し、マージョリーとウィリアムの2人を逮捕しました。
2004年、ウィリアムは最後まで自供せず、白血病でこの世を去ります。
その次の年、警察との取引でマージョリーが
「ウィリアムに爆弾を作らせ、その情報を漏らそうとしたジェームズを撃った」
と自供します。
しかし、この自供はマージョリーの精神鑑定の結果により、証拠として扱われることはなくなってしまいました。
その後も、警察は懸命に捜査を続け、ケネスバーンという男にたどり着きます。
警察が持ち掛けた司法取引により自供したケネスバーンによると、
- 偽物だと騙してブライアンに首輪を装着した後で本物であることをバラした
- 犯行現場近くで銀行強盗を見守っていた
- 動揺して銀行強盗に失敗したブライアンを切り捨てて逃げ出した
とのこと。
ケネスバーンは、事件の主犯はマージョリーだとはっきり証言しています。
この証言を受けて、2007年7月にマージョリーは起訴されました。
しかし、2018年現在も、いまだに無罪を主張し続けているそうです。
邪悪な天才を見終えた感想
私たちに理解できるような犯罪の動機付けや犯人からの自供は何も得られないまま、この事件は終わりを迎えそうです。
フィクションの世界と違い、現実では犯罪者との間には分かりあうことのできない高い壁があるのかもしれませんね。
結局、すべての登場人物が異常であり、そんな人間達が集まった関係の中で「起こるべくして起こった事件」だったのではないでしょうか。
いつの日か、マージョリーの口から事件の真相が明かされることを期待していましょう。
その時に本当の「邪悪な天才」が誰なの分かるはずです。
まとめ
いかがでしたか?
『邪悪な天才』はかなり衝撃的な内容です。
首輪の爆弾が爆発するなんていうのは、日本ではなかなか考えられないことですよね。
しかも、『邪悪な天才』は実話。
首輪が爆発する瞬間がテレビで流れたなんて、考えただけでも恐ろしい…
そんな『邪悪な天才』は全4話なので、一気に見れるくらいのボリュームだと思います。
衝撃的な内容を、ぜひその目で確かめてみてください。