家電の処分方法まとめ!テレビや冷蔵庫など電化製品を捨てる方法
本サイトにはプロモーションが含まれています。

大掃除や引っ越しなどで、使わなくなったテレビや冷蔵庫など家電を処分する事ってありますよね。
でも、どのように処分して良いか分からない人もいるのではないでしょうか?
家電の処分方法は特殊ですし、処分する機会も多くないので毎回悩んでしまうと思います。
そこで本記事では、テレビや冷蔵庫など電化製品を捨てる方法についてまとめてみました。
家電の処分方法は法律で決まっている
テレビや冷蔵庫などの家電は、家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)という法律で処分方法が決まっています。
こちらに、経済産業省が公開した家電リサイクル法について説明した3分のアニメがあります。
家電リサイクル法とは、廃棄される家電から使えそうな部分を抜き出してリサイクルし、廃棄物の減量と資源の有効活用を推進するための法律です。
経済産業省によると、家電の排出量は年間60万トンにも及ぶとのことです。以前は、排出された家電のほとんどは埋め立てられていました。ただ、この先ずっと埋め立て続けることはできません。そこで誕生したのが家電リサイクル法です。1998年5月に国会で成立し、2001年4月1日から本格的に取り組みが始まりました。
この法律で対象となる家電は、次の4品目です。
- テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ式)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- エアコン
- 洗濯機・衣類乾燥機
これらの品目は特定家庭用機器として指定されており、家電メーカーなどがリサイクルすることを義務としています。テレビや冷蔵庫など対象品目の家電を勝手に処分すると不法投棄になってしまい、法律に違反したとして罰則がかかります。家電を処分する時は、この法律に従わないといけないということですね。
家電リサイクル法では、私たち消費者が処分にかかるお金を負担しなければなりません。
消費者は処分する家電を小売店などに持っていき、小売店などが家電メーカーに家電を持って行きます。小売店が収集・運搬、家電メーカーがリサイクルを行うという仕組みですね。
リサイクル料金は家電メーカーによって異なりますが、大体の目安は以下のようになります。
家電メーカーのリサイクル料の目安
対象家電 | リサイクル料 |
---|---|
テレビ | 2,000~3,000円 |
冷蔵庫 | 3,500~5,000円 |
エアコン | 1,000円 |
洗濯機 | 2,500円 |
収集・運搬費用は小売店ごとに異なるので、小売店に問い合わせて確認すると良いでしょう。
では、具体的にどのように処分したら良いのでしょうか?
家電の処分方法
家電を処分する際は、以下の手順で進めていきます。
- 家電リサイクル法の対象品目か確認する
- 回収方法を確認する
- 業者に回収してもらう
処分する家電が前述した対象品目に該当するか確認した上で、回収方法を確認しましょう。対象品目に該当しなければ、燃えるゴミや燃えないゴミ、あるいは粗大ゴミとして捨てることになります。回収方法が確認できたら、業者に回収してもらって完了です。
回収方法については、いくつか種類があります。
家電量販店に収集を依頼する
引っ越しなどで処分する場合や、古くなって新しいものに買い替える場合は、家電量販店に古い家電を持っていくと良いでしょう。
家電リサイクル法に示されているように、家電量販店には古い家電を収集する義務があります。
買い替えと一緒に古い家電を引き取ってもらうと、処分料が安くなる(あるいは無料になる)こともあるのでおすすめです。
家電メーカーや家電量販店によって引き取り方が異なるので、できれば訪問前に問い合わせておくと良いですね。
自治体に問い合わせる
近くに家電量販店がない場合は、家電の処分について自治体に問い合わせると良いですね。正規の業者を紹介してくれたり、個人で処分する方法を案内してくれたりします。
また、ホームページに家電の処分方法を記載している自治体もあります。受付先の電話番号も記載されているので、電話して聞いてみると良いかもしれませんね。「家電の処分方法についてお聞きしたいのですが、担当の方はいらっしゃいますか?」のような感じで問い合わせると、担当の課につながると思いますよ。
リサイクルショップに買い取ってもらう
家電量販店に収集を依頼する方法以外に、リサイクルショップに買い取ってもらうという方法もあります。買い取ってもらうことができれば、処分にお金がかからないので魅力的ではないでしょうか。
ただし、いくつか注意点があります。
全ての家電を引き取ってもらえるわけではない
リサイクルショップといっても、全ての家電を引き取ってもらえるわけではありません。製造されてから時間が経っていたり、汚れや匂いがあったりする場合は買い取ってもらえません。
また、場合によっては、引き取ってもらうのに処分料を取られることもあります。引っ越しする時に出張買取しに来てもらう場合で、処分料を取られることがあるようですね。
「無料回収」と謳っていても処分料を請求する業者がいる
「無料回収」を謳う業者の中には、無許可の悪徳業者がいます。インターネットやチラシ、車で巡回する広告には注意が必要です。
そのような業者は、不法投棄や不適正処理をしている可能性があります。不法行為を助長させないためにも、正規の業者を選ぶようにしましょう。
業者を見分ける際は、一般廃棄物処理業許可を持っているかどうかを確認すると良いです。この許可をもっていれば、家電をリサイクルできる業者ということになります。
産業廃棄物処理業許可や古物商許可を広告に謳っている業者がありますが、それらの許可では家電の処分はできません。正規の業者であれば、一般廃棄物処理業許可を持っていることを明らかにしているはずですね。
安いからといってすぐに食いつかず、正規の業者かどうかを確認してから依頼すると良いでしょう。
引っ越しの際に家電を安く処分する方法
引っ越しする場合、古くなった家電を処分することがあると思います。
ここでは、私が実践している処分方法を紹介したいと思います。
- 近くの引っ越し業者を5社ほどピックアップする
- 1社ずつ引っ越し料金を見積もってもらう
- 1番安い業者の値段を使い、他社に再び見積もりの電話をかける。
複数の引っ越し業者から引っ越し料金を見積もってもらうことがポイントです。
料金交渉の過程で処分料金を負担してくれたり、業者の割引サービスなどが受けられたりする場合があります。
私の場合、冷蔵庫と洗濯機で合わせて処分料は5;000円程度でした。交渉に3時間かかりましたが、引っ越し料金も10万円から2万円まで値引きしてもらえましたね。
家電を安く処分できて引っ越し料金も安くなるので、よかったら試してみて下さいね。
まとめ
普段出るゴミとは違い、家電の処分方法は法律で決まっています。
勝手に処分するのは違法で罰則がかかるので、テレビや冷蔵庫など対象品目の家電を処分する時は気を付けたいものです。
法律ですから、処分料がかかったとしても仕方ありませんね。
処分方法をしっかり把握し、正しい手順で家電を処分しましょう。