爪を噛む癖を治す方法!子供と大人の爪噛みの心理・原因とは
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みなさんの周りに、爪を噛む癖がある人はいませんか?
子供の頃の癖ってなかなか治らないですよね。大人になっても、爪を噛む癖が治らないという人もいると思います。
「爪を噛むのは悪い癖」と言われることが多いので、悪い癖であれば早く治したいところではないでしょうか?
そこで本記事では、爪を噛む癖を治す方法と爪噛みの心理・原因についてまとめていきます!
爪を噛む心理・原因
そもそも、なぜ爪を噛んでしまうのでしょうか?
癖を治すために、まず爪を噛む心理・原因を知っておきましょう☆
一般的に、爪を噛む原因のほとんどは心理的なこと(主にストレス)が原因と言われています。爪を噛むことでストレスを発散し、自分をコントロールしています。
ただ、子供と大人では原因が違うようです。
子供が爪を噛む心理・原因
子供の場合、親からの愛情・関心が欲しい場合に爪を噛む癖を覚えることがあると言われています。「もっとかまってほしい」という感じですね。
爪を噛むきっかけとして多いのが、弟や妹が生まれた時。親の愛情が弟や妹に向けられがちになり、自分に関心がないと感じてしまいます。兄弟・姉妹の誕生日など、自分が主役になれないようなイベントも同じですね。
爪を噛むことで、「親に見てもらえない」というストレスを発散しています。
大人が爪を噛む心理・原因
大人の場合、精神的なことが原因となっていることがほとんどです。
思い通りにいかなかったり、自分をコントロールできなかったりした時に、爪を噛んでしまう傾向にあります。爪を噛むことで、無意識に自分を守っています。
大人になると、いろいろなストレスを抱えるようになりますよね。なので、子供より大人の方が爪を噛む心理・原因は様々だと思われます。
基本的には、子供から大人になるにつれて精神的に強くなり、爪を噛む癖はなくなっていくとされています。筆者も子供の頃は爪を噛んでいましたが、大人になってからはそのようなことはなくなりました。
ですが、大人になっても爪を噛むのは、デリケートでストレスが溜まりやすい人が多いようです。
爪を噛むのはダメなこと?
爪を噛む心理・原因を見ていると、なんとなくダメなことにように感じますよね。
爪を噛むことって、本当にダメなことなのでしょうか?
なんとなくダメなことだと思っているから、治す方法を知りたくなるのかなと…
筆者も子供の頃はよく爪を噛んでいて、親に見つかると怒られたものです^^;
でも、なんで爪を噛んではいけないのか、子供の頃はよく分かりませんでした。
実は、爪噛みは悪いことばかりではなく良いこともあると言われています。
ということで、爪噛みの良い点と悪い点を見ていきましょう!
良い点
ストレス発散になる
爪を噛むことによって、ストレスを発散する効果があると言われています。
例えば、
- 不安になっている時
- 落ち着きたい時
- その場をしのぎたい時
- 誰かに甘えたい時
- 恐怖心をなくしたい時
など、爪を噛むことで無意識に自分を守っています。
自分をコントロールしているというわけですね。
爪を噛むことで心が落ち着くと、結果的にプレッシャーにも強くなるみたいです。
専門家による調査の中には、「適度に爪を噛むと気分が良くなる」という報告があるようですよ。
トム・クルーズやブリトニー・スピアーズなど、海外セレブも爪を噛む癖があるそうです。一説によると、徳川家康も爪を噛んでいたとか。
有名人も爪を噛む癖があると聞くと、なんだか安心しますよね^^
どんな時に爪を噛んでいるのか振り返ってみて、思い当たることはありませんか?
まぁ無意識に行われることなので、気付かないこともあるかもしれませんが^^;
筆者の場合は、落ち着きたかった時によく爪を噛んでいたような気がします。
免疫力が向上する
普段いろいろなものに触っている私たちの手はばい菌だらけです。もちろん、爪の中も同じです。
爪を噛むことでどうしても体内にばい菌が入ってきてしまいますが、そうなるとばい菌を退治しようと免疫力が向上します。
これは、インフルエンザなどの予防接種と同じような理屈ですね。病原体を体内に取り込むことで抗体を作り、病気にかかっても重症にならないようにします。
爪を噛むことが結果的に免疫力向上につながり、私たちの体が強くなっていくというわけですね☆
悪い点
見栄えが悪い
爪を噛むという行為は、周りに不快感を与えることがほとんどです。
子供ならまだしも、大人が爪を噛むのは相手にマイナスなイメージしか与えません。
しかも、爪を噛んでいる本人が、相手に不快感を与えていることに気付いていないのが厄介です。
例えば、お店に行ったときに店員さんが爪を噛んでいたら、「不潔だなぁ」「幼稚だなぁ」と思いませんか?
少なくとも、筆者は「ん?」って思いますね。
爪が変形する
爪を噛んでいると爪が変形して、いつの間にかボロボロになってしまいます。
名刺交換や握手をする時など、汚い爪を相手に見られるのは嫌ですよね。大人になると、その人が清潔かどうか爪を見て判断することがありますので。
例えば、仕事などで初めて会う人と挨拶した時に、相手の爪がボロボロだったらどうでしょう?それだけで、マイナスなイメージを持ってしまうと思います。
ちなみに、爪が変形すると、巻き爪になる可能性が高くなります。爪が皮膚に食い込んで炎症を起こし、激しい痛みが伴います。傷口から菌が感染して化膿することもあるため、治療が必要になることもあります。
深爪になる
爪を噛んでいると、深爪になりやすいです。
常に爪が短い状態が続くため、元々生える場所まで生えなくなる可能性があります。指先に痛みが生じやすく、爪先から細菌が入ってくる危険も高まります。
筆者も子供の頃によく爪を噛んでいたので、大人になった今でも深爪のままです^^;
血が出るくらい爪を噛む人が気を付けないといけないのが、「化膿性爪囲炎(かのうせいそういえん)」。指先の傷口から菌が感染して炎症を起こす病気のことで、「ひょうそ」とも呼ばれています。
はじめは少し痛む程度ですが、次第に「ずきずき」と痛みが激しくなり、膿が溜まって赤くなります。ひどくなると、物を持てなくなるほど痛みが激しくなるようです。症状が軽い場合は薬で治りますが、症状が重い場合には手術が必要になることも…
また、「ささくれ」ができやすくなります。あまり気にしない人もいるかもしれませんが、「ささくれ」は爪の周りの皮膚がめくれる病気の一つです。傷口から菌が感染して化膿することもあります。
歯並びが悪くなる
爪を噛む癖が続くと、歯並びが悪くなる可能性があります。
爪を噛む時、前歯で噛むことがほとんどだと思います。
(逆に、前歯以外で噛む方が難しいですけど)
前歯だけに変に力が入ってしまうので、歯並びが悪くなりやすいというわけです。
特に、子供の時期は歯も成長途中にあるので、歯並びに悪い影響を与えてしまいやすいので注意しなければなりません。大人になってから歯並びを矯正するのは、時間もお金もかかります…
なので、子供の頃の爪を噛む癖は、早いうちにやめさせた方が良いということになります。
衛生上の問題
私たちの手はばい菌だらけであるということは、先に説明しましたね。爪を噛むことで体内にばい菌を取り込み、「免疫力が向上する」ということでした。
しかし、体内にばい菌を取り込むことに変わりはないので、病気になる危険は高まります。
- 風邪、インフルエンザ
- ウイルス性胃腸炎
例えば、トイレ掃除をした後で手を洗わずに爪を噛んだら、これらの病気になりそうな気がしませんか?
爪を噛む癖を治す方法
爪噛みには良い点もありましたが、悪い点の方が目立ちますね(苦笑)
やはり、爪を噛む癖というは治す方が良いのかもしれません。
では、どうしたら爪を噛む癖を治すことができるのでしょうか?
癖というのは治すのが厄介で、意識しないことには治すことは難しいです。
なので、段階的に癖を治していくと良いでしょう。
1.爪を噛むタイミングを知る
まずは、どんなタイミングで爪を噛んでいるのかを知りましょう。
「なぜ今爪を噛んだのか」を意識的に振り返ってみると、その時の心理が分かるかもしれません。
- 不安だった
- 焦っていた
- 気まずかった
- 怖かった
次に同じような心理になった時、爪を噛もうとすることに気付きやすくなります。気付くことができると、爪を噛むのをやめようと思えるようになるかもしれません。
心理・原因を知らないまま爪を噛むことだけをやめたとしても、今度は別の癖が出る可能性があるので注意が必要です。
もし原因が分からない時は、心療内科でカウンセリングを受けるのも一つの手段です。カウンセラーと話すことで、自分だけでは気付かない隠れたストレスを発見できるかもしれませんよ。
2.どの指の爪を噛んでいるかを知る
次に、「どの指の爪を噛もうとしたのか」というところに意識を向けてみましょう。
ほとんど爪を噛まない指があると思いますので、そこは絶対噛まないと決めておくと良いですね。そうすると、次第にその指の爪を噛まなくても大丈夫なようになると思います。同じような感じで、噛まない指を増やしていってみましょう。
例えば、筆者の場合は「親指」「人差し指」「中指」の爪を噛むことが多かったので、「まずは中指の爪を噛まないことから始める」というような感じですね。
3.ストレスを発散する
爪を噛む原因はストレスが関係していることが多いので、ストレスを発散することを心がけてみましょう。
子供が爪を噛んでいる時は「かまってほしい」の合図であることがほとんどなので、話をしたり一緒に何かをしたりすると良いですね。子供に親の愛情が伝わるはずですよ。
大人が爪を噛む原因は人によっていろいろなので、対策も人それぞれです。
例えば、
- ガムを噛む
- ランニングする
- 寝る
- 一人の時間を作る
- 浴槽に浸かる
などがありますね。
筆者の場合は、浴槽に浸かったりバラエティ番組を見て笑ったりしてストレスを発散しています。
ストレスを溜め込まないことが良いのですが、なかなかそうはいきませんよね^^;
なので、自分なりのストレス発散法を持っておくと良いと思いますよ☆
爪を噛む癖が治らない場合は?
上記の方法で爪を噛む癖が治らない場合は、爪を噛めない状況を作り出してみましょう。
長年身に付いた癖を治すためには、少し強引な手段を試してみるのもありだと思いますよ。
- 口をふさぐ
- 爪に何か貼って隠す
- 爪に何かを塗る
こうすれば、爪を噛みたくても噛めなくなりますし、噛もうとしていることにも気付きやすくなると思います。
噛めない状況を作り出す方法ですが、例えば、
- マスクする
- 手袋する
- 爪に絆創膏を貼る
- マニキュアを塗る
- 爪にまずいクリームを塗る
といったことがありますね。
「まずいクリーム」とは、爪噛み防止グッズのことです。
こちらは「マヴァラ バイターストップ」という商品で、苦味成分が含まれたマニキュアのようなものです。ギネスブックに載るほどの強い苦味成分が含まれているそうで、4歳以上からの使用が推奨されています。
商品のレビューを見てみると、子供の爪噛みを治すために買う人が多い印象です。
「相当苦いが効き目はすごい」という評価が多いですね。
塗った途端に爪噛みがなくなった。
塗ってから2日で爪を噛まなくなった。
2回塗っただけで爪噛みを辞められた。
購入した人の中には、苦味に慣れて効果がなかったという人も。
効果があったのは初日だけ。
3日もすると完全に慣れてしまった。
うちの子には効果なし。
人によって効果はまちまちですが、あくまでも補助的な役割として使うのが良いみたいですね。
キレイな爪に戻すには?
爪を噛まなくなった後、爪をキレイな状態に戻したいですよね。
爪を噛む人のほとんどは、爪がボロボロで深爪になっているはずです。
爪をキレイにするためには、爪に良い栄養素を取ることが大事なポイントです。その栄養素が「ビオチン」と「ポリアミン」という2つの成分だと言われています。
ビオチン
水溶性ビタミンの一種で、皮膚や粘膜の健康を維持します。爪の主成分とされるケラチンの合成に必要なコラーゲンの生成を促進する役割があります。
ビオチンを多く含む食品には、
- 牛、豚、鶏の肝臓(レバー)
- 魚類(かれい、いわしなど)
- バターピーナッツ
- アーモンド
といったものがあります。
ポリアミン
様々な生物に存在している成分で、細胞の生まれ変わりには欠かせない成分と言われています。
爪が作られる場所(爪母)に、ポリアミンが含まれているそうです。ポリアミンは加齢とともに減少し、減少すると爪の伸びが遅くなったり爪に縦・横の線が入ったりするようになります。
ポリアミンを多く含む食品には、
- 納豆
- チーズ
- きのこ類
- 大豆類
といったものがあります。
これらの栄養素を摂取して、キレイな爪に戻しましょう。
爪がキレイになると清潔感が生まれるので、周りの印象も良くなると思いますよ♪
まとめ
爪を噛む行為に良い点はありましたが、個人的には悪い点の方が気になりました。やはり、爪を噛む癖は治すに越したことはないかもしれませんね。
爪を噛む原因の大半はストレスが関係しています。ストレスを発散することが、癖を治す方法の一つと言えるでしょう。自分なりのストレス発散法を見つけておくと良いですね。
子供の場合は親の愛情不足が原因の一つと考えられるので、スキンシップを大事にしてみると良いでしょう。そうすれば、子供が大きくなる前に癖を治すことができるかもしれませんよ。
いずれにしても、原因を特定できれば対策を立てやすくなると思います。
炎症などが起こる前に、爪を噛む癖を治していきましょう!