忘年会で締めの挨拶をする時のポイントと例文まとめ
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年末が近づくと、忘年会のお誘いが増えてきますよね。
ある程度の人数が集まる忘年会であれば、挨拶を取り入れることがあります。
お誘いの連絡の時に「締めの挨拶をお願いします」なんて言われる事があるかも。
そこで今回は、忘年会の締めの挨拶の例文とポイントについてまとめてみました。
締めの挨拶をする時のポイント
締めの挨拶は、忘年会全体の印象に影響します。
どんなに盛り上がっていたとしても、最後がグダグダであれば締まりのない会だったということになりかねません。
忘年会で締めの挨拶をするときは、次のポイントを押さえておきましょう。
- 忘年会の感想を述べる。
- 来年に向けての抱負などを述べる。
- 短くまとめる。
来年に向けての抱負があると、「来年も頑張ろう」という気持ちになれます。個人的なことでも良いですし、グループ全体のことでも良いでしょう。参加者が前向きな気持ちになれるような挨拶が望ましいです。
参加者や宴会の雰囲気によっては、多少の笑いを盛り込んでも構いません。
ただ、そういう雰囲気を好まない人がいるかもしれないので、参加者をしっかり見極めて言葉を選んだ方が良いですね。
また、時間によっては、電車の時間を気にする人や、早く帰りたい人もいるでしょう。
全員への配慮は難しいと思いますが、最低限度の配慮を忘れないように心がける事が大事ですね。
一本締め・三本締め・一丁締めの違い
「最後は一本締めで締めたいと思います」
などという言葉を聞いたことはないでしょうか?
宴会の最後に、掛け声とともにリズムに合わせて手を打つことを手締めと言いますが、手締めにはいくつか種類があります。
一本締め
- 「お手を拝借」
- 「いよーお」パパパン パパパン パパパンパン
この流れで行われるのが一本締めです。
「パパパン パパパン パパパンパン」と10回手を叩くのには意味があります。
↓
九に点を一つ足して丸
↓
すべて丸く収まる
「無事に終わりました」「皆様お疲れ様でした」という感謝の気持ちを表すために行われます。
中締めで使われることが多いです。
三本締め
- 「お手を拝借」
- 「いよーお」パパパン パパパン パパパンパン
- 「いよー」パパパン パパパン パパパンパン
- 「もう一丁」パパパン パパパン パパパンパン
一本締めの手拍子を3回繰り返すのが三本締めです。
三本締めは、三方礼(さんぽうれい=舞台の終わりに右・左・中央のお客様に礼を尽くす)が由来とされていて、主催者・来賓・会自体に向けてお礼するという意味があります。
結婚式やホテルでの大宴会など、フォーマルな場で使われます。
一丁締め
- 「お手を拝借」
- 「いよーお」パン
1回だけ手を叩くのが一丁締めです。
地域によっては(主に関東圏)、一本締めと一丁締めが同じ意味で使われています。
軽い打ち上げなどで使われる機会が多いです。
使い分け
幹事もしくは締めの挨拶をお願いした方に任せることになりますが、場所や残り時間を考えた上で決めるのが良いです。
例えば、個室やパーティー会場など大きな音を出しても問題ない場所では三本締め、時間がなく大声を出せない場所(お店の前など)では一丁締めという感じですね。
一本締めと一丁締めは混同されがちなので、「いよーお、パンの一丁締めでお願いします」と一言説明すると、参加者が迷わず手締めできるようになります。
いずれにせよ、TPOを考えて手締めしましょう。
締めの挨拶の例文
幹事が挨拶する時の例文
締めの挨拶では、あまり難しい言葉を使う必要はありません。挨拶が長くなるとダレてくるので、手短に済ませましょう。
皆様、本日はご参加頂きありがとうございました。
普段外回りばかりで皆さんとコミュニケーションをとる事が難しいのですが、今日の会でお話する事が出来、非常に良い時間を過ごす事が出来ました。
来年もまたこのメンバーで1年頑張って行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、一本締めで締めさせていただきます。
お手を拝借、いよーお!
(一本締め)
もし手締めを上司や先輩にお願いしているのであれば、簡単に挨拶した後に手締めをその方に依頼しましょう。
幹事以外が挨拶する時の例文
幹事以外が締めの挨拶を行う場合、幹事への労いの言葉を入れると良いでしょう。
大変恐縮ではございますが、締めのご挨拶をさせて頂きます。
今日は久しぶりに皆様とゆっくり話す事が出来ました。
美味しい料理とお酒で素晴らしい時間を過ごす事ができ、本当に楽しかったです。
幹事の皆様、お疲れ様でした。
それでは、来年もまた皆さんと笑顔で楽しくお仕事ができるよう祈念いたしまして、三本締めで締めさせていただきます。
お手を拝借、いよーお!
(三本締め)
まとめ
忘年会は、参加者の一年間の頑張りを労い、来年に向けての英気を養う場でもあります。
締めの挨拶は、参加者全員が前向きな気持ちになれる挨拶が望ましいですね。
挨拶の内容は事前に用意しておき、しっかり締められるよう練習しておくようにしましょう。