大根おろしがからいのはなぜ?甘くなるおろし方と辛味を消す方法
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大根おろしの辛味が気になって仕方がないということはありませんか?
同じように大根をおろしているはずなのに、甘い時とからい時があって不思議ですよね。
からいのが苦手な人にとっては、どうすれば甘くなるのか気になるところではないでしょうか。
そこで、大根おろしが甘くなるおろし方と、辛味を消す方法についてまとめてみました。
大根おろしがからいのはなぜ?
大根おろしがからいのは、アリルイソチオシアネートという辛味成分が原因です。
もともと大根にアリルイソチオシアネートは存在していませんが、大根をすりおろした時に作られます。
大根に含まれる他の成分の細胞が、大根をすりおろした時に潰れて混ざりあい、化学反応を起こして初めて作られるという仕組みです。
野菜スティックや大根サラダなど、すりおろしていない大根をからいと感じることはほとんどありませんよね。
アリルイソチオシアネートは切った時にも作られますが、すりおろした時に比べると作られる量は少ないので、辛味を感じることがほとんどないからです。
では、大根おろしを甘くするにはどのようにしたら良いのでしょうか?
大根おろしが甘くなるおろし方
おろし方
大根おろしを甘くするには、辛味成分のアリルイソチオシアネートが作られないようにすることがポイントです。
- 縦方向に切り、繊維に沿って優しくすりおろす。
- セラミック製の大根おろし器や、目の荒い大根おろし器を使って、円を描くようにゆっくりすりおろす。
直線的に勢いよく大根をすりおろすと、アリルイソチオシアネートの元になる成分の細胞が潰れやすく、アリルイソチオシアネートが大量に作られてしまいます。
なるべく細胞が潰れないように、ゆっくりすりおろすと良いですよ。
大根の葉に近い方を使う
大根の部位によって、大根おろしの辛味の強さが変わります。
アリルイソチオシアネートの元になる成分が含まれる量は、大根の葉に近い方が少なく、根に近い方に多く含まれています。
葉に近い方を使うと、大根おろしが甘くなりやすいです。
また、ひげ根がまっすぐな大根を使うと、大根おろしの辛味を抑えることができると言われています。大根選びにも気を配ってみると良いですね。
大根選びのポイント
- ひげ根がまっすぐである。
- 持った時に重みがある。
- 表面にハリがある。
- 触り心地が滑らかである。
- 真っ直ぐで太い。
フードプロセッサーを使う
フードプロセッサーを使うと、きめ細かにすりおろすことができるため、辛味を抑えることができます。大根と一緒に4分の1ほど水を入れて15秒ほど混ぜると、さらに辛味が抑えられます。
では、これらの方法でもからくなってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
大根おろしの辛味を消す方法
大根おろしがからくなってしまった場合は、次のような方法で辛味を消すことができます。
- すりおろしてから30分ほど空気にさらしておく。
- 平らなお皿に大根おろしを広げ、ラップをかけずに冷蔵庫で30分ほど保管する。
- 電子レンジで1分ほど加熱する。
辛味成分のアリルイソチオシアネートは、揮発性が高い(蒸発しやすい)という性質があり、作られてから5分後が一番からいと言われています。
ある程度の時間空気にさらしておくと辛味成分が空気中にとんでいくので、辛味を消すことができます。
葉に近い方を選んでゆっくりすりおろしたにもかかわらず、大根おろしがからくなってしまった場合に、これらの方法を試してみると良いですよ。
ただし、電子レンジを使って加熱すると、大根に含まれる栄養素が壊れてしまいます。電子レンジは、緊急対策として使うようにしましょう。
まとめ
大根おろしがからくなってしまうのは、おろし方と大根の部位に問題がありそうですね。
からいのが苦手という人は、まずは大根の葉に近い方を使って試してみましょう。
もしからくなってしまった場合でも、辛味を消す方法があるので大丈夫です。
大根おろしが苦手という人も、辛味を抑えれば食べられるようになるはずですよ。