布団や毛布の洗い方!洗濯機やコインランドリーで洗濯する方法

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毎日寝ている布団毛布

汗をかく日もありますから、汚れや匂いが気になると思います。

布団や毛布の洗い方といえば、消臭スプレーをかけて天日干しすることがほとんどではないでしょうか。

でも、それだけだと汚れや匂いが取れるか不安ですよね。

そこで本記事では、布団や毛布を洗濯機やコインランドリーで洗濯する方法についてまとめていきます。

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布団や毛布を洗えるかチェック

自宅で布団や毛布を洗濯する場合、洗い方や干し方を間違えると劣化する可能性があります。

洗濯する前に、布団や毛布に付いている洗濯表示を確認してみましょう。洗濯表示を見れば、どのような洗い方や干し方ができるかが分かりますよ。

洗い方のマーク

記号 意味
水温は30℃までで、洗濯機で洗濯ができる。
水温は30℃までで、洗濯機で弱い洗濯(ドライコースなど)ができる。
水温は30℃までで、洗濯機で非常に弱い洗濯(ドラムの回転を最小限に抑える)ができる。
水温は40℃までで、手洗いができる。
家庭で洗濯することができない。
水温は40℃までで、洗濯機で洗濯ができる。
水温は40℃までで、洗濯機の弱水流(ドライコースなど)または弱い手洗いが良い。
水温は40℃までで、弱い手洗いが良い。(洗濯機は使用できない)
水洗いはできない。
手絞りの場合は弱く、遠心脱水の場合は、短時間で絞るのが良い。
絞ってはいけない。

※水温の上限は他にもあります。

×印の記号がある場合は、自宅で洗濯することができません。見落とさないように気を付けましょう。また、お風呂の残り湯やお湯を使って洗濯することがあると思います。水温には上限があるので、水温の上限も確認しましょう。

漂白処理のマーク

記号 意味
塩素系および酸素系の漂白剤を使用して漂白ができる。
酸素系漂白剤の使用はできるが、塩素系漂白剤は使用できない。
塩素系および酸素系漂白剤は使用できない。
塩素系漂白剤による漂白ができる。
塩素系漂白剤による漂白はできない。

布団や毛布のダニ退治や黄ばみ取りなどで、漂白剤を使用することを考えている人もいると思います。塩素系と酸素系の漂白剤を使えるかどうか確認しましょう。

塩素系:漂白力が強く、色柄モノには使えない。
酸素系:殺菌作用があり、色柄モノにも使える。

乾燥機を使った乾燥のマーク

記号 意味
乾燥機を使った乾燥ができる。(排気温度の上限は80℃まで)
低い温度で乾燥機を使った乾燥ができる。(排気温度の上限は60℃まで)
乾燥機を使った乾燥はできない。

乾燥機の使い方を間違えると、縮んだり劣化したりする可能性があります。乾燥機を使う場合は、この記号を確認しておきましょう。

自然乾燥のマーク

記号 意味
つり干しが良い。
日陰のつり干しが良い。
ぬれつり干しが良い。
平干しが良い。
ぬれ平干しが良い。
つり干しが良い。
日陰のつり干しが良い。
平干しが良い。

干し方を間違えると、型崩れする可能性があります。自然乾燥させる場合は、このマークを確認しておきましょう。

つり干し:ハンガーなど洋服掛けに通して干す。
平干し :平らなもの(板など)に広げて干す。
ぬれ干し:脱水したり絞ったりせずぬれたまま干す。

ドライクリーニングのマーク

記号 意味
パークロロエチレンおよび石油系溶剤によるドライクリーニングができる。
パークロロエチレンおよび石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる。
石油系溶剤によるドライクリーニングができる。
石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる。
ドライクリーニング禁止。
ドライクリーニングができる。溶剤はパークロロエチレン又は石油系のものを使用する。
ドライクリーニングはできない。

ドライクリーニングとは、有機溶剤(他の物質を溶かす液体)を使って洗う洗い方です。水を使って洗う場合に比べて、あぶら汚れが落ちやすく衣類が縮みにくい(型崩れしにくい)という特徴があります。自宅ではドライクリーニングはできません。自宅で洗濯する場合は、あまり関係ない記号かもしれませんね。

ちなみに、弱いドライクリーニングの明確な定義はありません。クリーニング店ごとに対応が異なるようです。例えば、「洗濯時間が短い」「ドラムの回転速度が遅い」などがあります。

ウェットクリーニングのマーク

記号 意味
ウェットクリーニングができる。
弱い操作によるウェットクリーニングができる。
非常に弱い操作によるウェットクリーニングができる。
ウェットクリーニング禁止。

ウェットクリーニングとは、本来ドライクリーニングすべき衣類を水を使って洗う洗い方です。プロのクリーニング店が行う、特殊な洗濯方法です。自宅で洗濯する場合は、あまり関係ない記号かもしれませんね。

布団や毛布の洗濯表示を確認したら、洗い方をチェックしていきましょう!

布団や毛布の洗い方~洗濯機~

自宅の洗濯機を使って洗濯する場合、以下のような手順(洗い方)になります。

洗濯機の容量を確認

まずは、洗濯機の容量を確認しましょう。容量に応じて、洗濯できる布団や毛布のサイズが変わります。

5キロ程度であればシングルサイズ、8キロ程度であればセミダブルが目安となります。ダブル以上の場合は、洗濯機に入らない(入ったとしても回らない)可能性があります。その場合は、コインランドリーを使うか手洗いをしたほうが良いでしょう。

洗濯ネットに入れる

布団や毛布を洗濯する時は、洗濯ネットを使うことになります。そのまま入れてしまうと、布団や毛布の生地が傷んだり破けたりすることがあります。洗濯ネットは1;000円くらいで買えるので、ぜひ買っておきましょう。

洗濯ネットに入れる時は、布団や毛布をロール状に丸めて入れます。縦に三つ折りし、中の空気を抜くように丸めると良いですね。

洗濯機に水を張り洗剤を溶かす

洗濯機に毛布や布団を入れる前に、洗濯機に水を張って洗剤を溶かしておきます。布団や毛布に洗剤を直接かけてしまうと、生地全体に洗剤が行き渡らずムラができます。

洗剤の種類は、粉末より液体の方が溶け残りがなくて便利ですね。

洗剤を溶かしたら、洗濯ネットに入れた布団や毛布を洗濯機に入れます。

洗濯モードを選択

洗濯機に布団や毛布を入れたら、洗濯モードを選択します。

メーカーによって異なると思いますが、「大物洗いコース」や「毛布コース」などがあると思います。

それらを選択して洗い終わったら、すぐに干しましょう。

布団や毛布の洗い方~浴槽~

洗濯機が使用できない場合や洗濯機に入らない場合は、浴槽を使って洗濯することができます。

その場合は、以下のような手順(洗い方)になります。

週間天気予報をチェック

洗濯する前に、週間天気予報をチェックして、晴れが続く日を確認しておきましょう。

浴槽で洗濯する場合、人の力で脱水することになります。洗濯機を使うのに比べると、乾くまでに時間がかかります。特に、自然乾燥の場合は、晴れた日でないと乾くのが遅いです。

晴れが続く日に洗濯すると良いでしょう。

表面の汚れを落とす

布団や毛布にシャワーをかけて、表面の汚れを落としましょう。

布団や毛布についたホコリや髪の毛などは、先にシャワーで流した方が落としやすいです。

浴槽に水を張って洗剤を溶かす

布団や毛布を入れる前に、浴槽に水(またはお湯)を張って洗剤を溶かしましょう。

よく混ぜておかないと、洗剤が溶け残りムラができます。粉末よりも液体の方が便利かもしれませんね。

洗剤の分量は、浴槽に入れた水の量から判断して入れます。水の量を量って入れるわけではないため、洗剤の分量は厳密でなくても大丈夫です。

足で踏み洗いする

布団や毛布を浴槽に入れて、足で踏み洗いします。

手で洗うのは時間がかかりますし、布団や毛布をこすって洗うと生地を傷めてしまいます。足で踏んだ方が簡単ですし、力が入りやすいですね。

一箇所だけ何回も踏むのではなく、全体をまんべんなく踏みましょう。

水が汚れてきたら、水を入れ替えて洗剤を溶かしてから、再度踏み洗いします。

3〜4回くらい踏み洗いすると、全体的に汚れが落ちると思いますよ。

水ですすぐ

しっかりと洗い終わったら、浴槽の水を入れ替えて真水で踏み洗いします。

布団や毛布に洗剤が残らないように、2〜3回くらいは踏み洗いして流すと良いですね。

最後に、シャワーで流してすすぎ完了です。

干す

すすぎが終わったら、洗った布団や毛布を干します。

浴槽の縁に布団や毛布をかけて、しばらく放置しましょう。水が染み込んだ布団や毛布は、かなり重いです。浴槽の縁にかけておくことで、水を抜くことができます。30分〜1時間くらいでそれなりに水が抜けるでしょう。

水が抜けて軽くなったら、物干し竿にかけて干します。水が抜けても布団や毛布は重いので、2本の物干し竿に「M字」になるようにかけると良いですね。真ん中に風の通り道ができるので、物干し竿1本よりも早く乾きます。

布団や毛布の洗い方~コインランドリー~

コインランドリーで洗濯する場合、以下のような手順(洗い方)になります。

どのくらいの量が洗えるかチェック

コインランドリーに着いたら、どの洗濯機がどのくらいの量を洗えるかチェックします。

コインランドリーの洗濯機はどれも同じように見えますが、洗える量(使用料金)に違いがあります。

洗える量が少ない洗濯機に詰め込みすぎると、うまく洗えなかったり脱水できなかったりします。うまく洗えなかったとしても、お金は戻ってきませんからね。洗濯機の容量の1/3〜2/3くらいが望ましいです。

洗濯ネットに入れる

コインランドリーで布団や毛布を洗濯する時は、洗濯ネットを使うと洗濯機に入れやすいです。生地を保護する役割もあるので、洗濯ネットはあった方が良いですね。

洗濯ネットに入れる時は、布団や毛布をロール状に丸めて入れます。縦に三つ折りし、中の空気を抜くように丸めていきましょう。

キルティング加工していない布団などは、ロール状に丸めて紐で縛ると良いですね。中の詰め物の片寄りを防ぐことができます。

キルティング加工とは、表布と裏布の間に綿などを挟んで縫い合わせることです。

洗剤を入れて洗う

洗濯機に布団や毛布と洗剤を入れて、コースを選んでスイッチを押します。

布団や毛布は大きいので、うまく回っているか確認すると良いですね。

脱水まで終わったら、取り出して内側がちゃんと洗えているか確認しましょう。もし洗えていないようでしたら、もう一度洗った方が良いでしょう。

乾燥機で乾燥

洗い方が終わったら、コインランドリーにある乾燥機で乾燥させます。

しっかり乾燥させないと、カビが生えたり匂いが出ることがあります。30分〜1時間ほど乾燥させると良いでしょう。

紐で縛っている場合は、15分(または30分)経ったら紐をほどいて広げ、さらに15分(または30分)乾燥させると全体的に乾きます。

風に当てる

乾燥機から出して持ち帰ったら、物干し竿にかけて風に当てましょう。

乾燥機から出したばかりの状態では、布団や毛布に熱にこもっています。

そのまま押入れにしまうと、湿気が出てカビの原因になるので気を付けましょう。

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布団や毛布を洗う頻度

布団や毛布を洗う頻度が悩ましいところですよね^^;

参考資料として、厚生労働省が通達した「旅館業における衛生等管理要領」には、以下のように記載されています。

(3)  寝具は、次に掲げるところにより洗濯等を行うこと。
1) 布団、枕、毛布及びこれに類するものは、日光消毒と十分なはたきを適切に行い、1月に1回以上、その中心部の温度をおおむね60℃30分間加熱乾燥する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法による加熱処理(暫定的処理基準とする。)を行うことが望ましいこと。
 また、布団及び枕にあっては、6月に1回以上その汚れ等を除去するため丸洗い(洗濯物に洗剤液及び水を直接吹きつけるなどして行う洗濯方法であり、もみ洗い処理工程がないものをいう。以下「布団丸洗い」という。)を行うことが望ましいこと。この場合、布団丸洗いは、前記と同様の効力を有する加熱処理工程を含めることが望ましいこと。

出典元:旅館業における衛生等管理要領

布団や毛布は「1ヶ月に1回以上の熱消毒、6ヶ月に1回以上の丸洗い」が望ましいとされています。

自分だけが使うのであれば、これより頻度は少なくて良いかもしれません。ただ、清潔な状態を保つためには、これくらいの頻度で洗濯した方が良いと思いますよ。

まとめ

布団や毛布は毎日使うものなので、たまには洗って清潔にしておきたいものです。

クリーニング店に持って行くのがてっとり早いですが、自宅やコインランドリーで洗った方が安く済みますね。

いずれにしても、布団や毛布がキレイになると気持ちが良いものです。

定期的に洗濯して、毎日を快適に過ごしましょう。

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Posted by 管理者