指ポキで指は太くなる?骨を鳴らす癖を治す方法と音が鳴る理由

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疲れた時に、ついつい首や指など骨をポキポキと鳴らすことってありませんか?

無意識のうちに骨を鳴らしているのであれば、もはや癖といっても良いかもしれません。

ただ、「指ポキすると指が太くなる」「首を鳴らすと曲がらなくなる」という話もあります。骨を鳴らし続けると体に影響があるようなので、骨を鳴らす癖を治したいですよね。

そこで本記事では、骨の音が鳴る理由と骨を鳴らす癖を治す方法についてまとめてみました。

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ポキポキ音が鳴る理由

首や指を鳴らすことをクラッキングと言います。関節内轢音とも呼ばれていて、関節を鳴らす位置によって「首ポキ」や「指ポキ」と表現されることもあります。

骨を鳴らした瞬間を表したレントゲン動画があるのでご覧下さい。

骨と骨の間に空気の泡があるのがお分かりでしょうか?

関節の中には関節液という液体があります。液体は密閉された状態で圧力が下がると、空気の泡が発生するという性質を持っています。首をひねったり指を曲げたりした時に関節液の中に空気の泡が発生し、それが弾けて「ポキ」と音が鳴ると言われています。

液体の中に発生した空気の泡が弾ける現象をキャビテーションと言い、首ポキや指ポキした時に音が鳴る理由を説明する有力な理論とされています。

気泡が弾けてから関節液に溶け込むまで20〜30分かかるとのことで、一度首ポキや指ポキするとしばらく鳴らなくなります。

ところで、「指ポキすると指が太くなる」という話を聞いたことはないでしょうか?

筆者も指ポキした時に、「指が太くなるからやめた方が良い」と言われたことがあります^^;

指ポキすると、本当に指が太くなるのでしょうか?

指ポキすると指は太くなる?

「指ポキすると指が太くなる」というのは本当です。

指ポキすると関節内の空気の泡が弾けますが、空気の泡が弾ける瞬間の圧力は1トンと言われています。面積は小さいですが、一瞬にして1トンもの圧力がかかるわけなので、その時の衝撃は凄まじいです。

空気の泡が弾けると衝撃波が発生するので、指ポキを繰り返していると周りの関節にダメージを与えてしまいます。そうすると、ダメージを修復するために骨が頑丈になったり、あるいは修復できずに変形したままになったりします。

これが、指が太くなる原因とされています。さらに、骨が神経を圧迫することで、握力の減少にもつながってしまいます。1回や2回の指ポキでは影響はありませんが、指ポキが習慣化すると影響が出やすくなりますね。

若いうちは良いかもしれませんが、歳をとるにつれて骨の修復が追いつかなくなるので、良いことは何もないでしょう。筆者も指ポキする癖がありますが、指は太いですし、骨を鳴らした後に手に力が入らなくなることがあります。

やはり、指ポキしても良いことはなさそうですね^^;

首や腰を鳴らすのは危険

指以外にも首や腰を鳴らすことができますが、首や腰を鳴らすのはさらに危険です。

首や腰は背骨がつながっていますが、背骨の中には体の全神経に関係する最も重要な部分「脊髄神経」が通っています。首や腰を鳴らして衝撃を与え続けると、体に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。例えば、このような症状があります。

症状の例

  • 肩こり
  • 椎間板ヘルニア
  • 頭痛
  • 耳鳴り
  • 手足の痺れ など

ですので、首や腰を鳴らす癖がある人は、やめた方が良いですね。鳴らし続けても、体にとって良いことは何一つありませんので。

では、なぜ指ポキしたり首や腰を鳴らしたりするのが癖になってしまうのでしょうか?

指ポキしてしまう心理とは

指ポキが癖になってしまう理由は諸説ありますが、ストレッチ効果が分かりやすい理由として挙げられます。

指ポキすると関節が引き伸ばされますが、そこに「ポキッ」と音が加わることで、脳が気持ち良さを感じて癖になっていくとされています。

また、関節には神経や血管が通っていないため、指ポキした時に発生する衝撃(関節へのダメージ)を感じることはありません。なので、脳がストレッチの気持ち良さのみを感じてしまいます。

指ポキしてスッキリした感覚を持つと、無意識のうちに脳が再現してしまうというわけです。

ただ、スッキリした感覚を持っても、関節にダメージを与えていることに変わりはありません。指を鳴らす癖がある人は、早めに治した方が良いです。

ということで、指を鳴らす癖を治す方法を見ていきましょう。

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指を鳴らす癖を治す方法

指を鳴らす癖を治すためには、鳴らなさないように意識することです。

癖は無意識のうちに行われるので、意識することから始めると良いですね。手袋や指輪を付けたりして、無意識に指を鳴らしそうになった時に違和感を覚えると、意識できるようになると思いますよ。指を鳴らすのを我慢すれば、1〜2週間ほどで癖を治すことができるでしょう。

「強制的でも良いから治したい」という場合は、指に(薄めの)ギプスを巻くと良いですね。鳴らしたくても鳴らせない状況を作れば、次第に癖も治っていくと思いますよ。ただ、生活に影響が出るのであまりおすすめはしませんが…

筆者が指ポキしたくなった時は、手に力を入れて握ったり開いたりするようにしていました。そうすることで、次第に指ポキする回数が減っていきましたね。

どうしても指ポキしたいという時は、指を鳴らす代わりのストレッチ方法を見つけると良いかもしれません。

まとめ

指ポキについてはまだ分かっていないことも多いようですが、骨を鳴らすことにメリットはなさそうです。

むしろ、骨を鳴らし続けることで、体に悪影響を及ぼす可能性があります。骨を鳴らす癖がある人は、早めに治した方が良さそうですね。

筆者も昔は骨を鳴らす癖がありましたが、意識して我慢することで癖を治すことができました。

意識すれば治ると思いますので、少しの間我慢してみると良いと思いますよ。

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Posted by 管理者