シナモンの栄養と効能!女性に嬉しい健康・美容効果と活用法
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独特な香りが特徴のシナモンですが、栄養価が高いことを知っていますか?
ケーキやお菓子の香り付け、ドリンクのトッピングなどとしておなじみのスパイスですが、冷え、ダイエット、アンチエイジングなど、女性に嬉しい健康・美容効果がたくさんあるんです!
そこで、シナモンの栄養と効能、活用法についてご紹介します。
シナモンに含まれる栄養素
シナモンは、たくさんのビタミン・ミネラルを含んでいることから、スパイスの王様と呼ばれています。
文部科学省が公表している日本食品標準成分表によると、シナモンに含まれる主な栄養素には、次のようなものがあります。
主な栄養素
栄養素 | 特徴 |
---|---|
ビタミンB1 | 糖質からエネルギーを生成する。 神経細胞を正常に保つ。 |
ビタミンB2 | 脂質からエネルギーを生成する。 皮膚や粘膜の健康を維持する。 発育ビタミンと呼ばれている。 体に悪い影響を与える過酸化脂質を分解する。 |
ナイアシン | ビタミンB群(ビタミンB1やビタミンB2の総称)の一つ。 体の中に最も多く存在する。 糖質や脂質からエネルギーを生成する。 アルコールの分解を補助する。 |
カリウム | 余分な塩分や水分を汗や尿として体の外に排出する。 |
カルシウム | 骨の主成分である。 血液や筋肉にも存在する。 |
マグネシウム | 骨を形成する。 血液を固まりにくくする。 |
鉄 | 赤血球(全身に酸素を運ぶ役割がある)の生成に不可欠である。 |
亜鉛 | 味覚を正常に保つ。 皮膚や粘膜の健康を維持する。 |
マンガン | 糖質、脂質、たんぱく質からエネルギーを生成する。 |
これらの栄養素の他に、独特の香りの基となる成分(香気成分)のシンナムアルデヒドやオイゲノール、ポリフェノール(植物成分の総称)の一種であるプロアントシアニジンが含まれています。
シンナムアルデヒド
シナモンの香りの原因物質で、シナモンの樹木の樹皮から抽出されます。
特長
- 毛細血管の血行を良くする。
- 胃液の分泌を促し消化を促進する
- 血糖値を安定させる。
- 殺菌作用がある。
- 解熱作用がある。
オイゲノール
抗酸化成分であるポリフェノールを多く含む香気成分で、クローブの刺激的な香りと味がします。
特長
- 抗菌作用がある。
- 免疫力を高める。
プロアントシアニジン
抗酸化成分であるポリフェノールを多く含み、りんご、びわ、ぶどう、緑茶などにも含まれています。
- 血糖値を下げる。
- 活性酸素(体の細胞に傷つける物質)を取り除く。
シナモンの効能と健康・美容効果
たくさん栄養素や成分が含まれているシナモンには、次のような効能があります。
- 鎮静作用(神経の興奮を落ち着かせる)
- 強壮効果(元気で丈夫になる)
- 食欲の増進
- 殺菌作用
- 防虫効果
- 解熱作用
- 風邪症状の緩和
- 消化器官機能の活性化
その中でも、女性にとって特に嬉しい健康・美容効果はこの3つではないでしょうか。
健康:ダイエット効果
シナモンに含まれるプロアントシアニジンには、血糖値を下げる作用があります。
血糖値は、一定量を超えるとエネルギーを脂肪として貯め込もうとします。逆に一定まで下がると、蓄えていた脂肪を燃やそうと働き出します。そのため、中性脂肪の減少につながります。
健康:リラックス効果
シナモンの甘い香りにはリラックス作用があり、気分の落ち込みや疲労の回復に役立ちます。シナモンの香りのマッサージオイルやお香などもあるので、就寝前などリラックスしたいときにおすすめです。
美容:血行が良くなる
シナモンに含まれるシンナムアルデヒドには、血管を広げる働きがあります。肩こりや、冷え性(特に、血行不良による末端冷え性)に高い改善効果が期待されます。
美容:アンチエイジング
シナモンに含まれるシンナムアルデヒドやプロアントシアニジンが持つ抗酸化作用や、血行を良くする働きにより、毛細血管を保護・修復します。
毛細血管の損傷が原因で排出しきれなくなる老廃物が引き起こすむくみ、シミ、シワ、たるみに効果的です。直接肌に塗れば、肌荒れやニキビにも効果を発揮します。
シナモンの効果的な活用法
シナモンは、1日当たりティースプーンの半分から1杯(2~4g)の摂取が推奨されています。さらに、シナモンの効果は、摂る時間帯によって変わります。
朝に摂取した場合
シナモンに含まれる成分シンナムアルデヒドには、内臓を活発化し、消化する力を高めてくれる効果があります。朝に摂取することで、体が温まり新陳代謝が良くなります。
朝食にパンを食べる人は、シナモントーストがおすすめです。パンにバター、砂糖、シナモンを振りかけて食べれば、シナモンを簡単に摂取することができます。
朝食を軽く済ます人は、ヨーグルトや、バナナ、りんごに振りかけると手軽で良いです。
食欲がなくて朝食を食べられない人は、熱湯にシナモンパウダーを2〜3回振りかけて飲むだけでも十分効果が得られます。
夜に摂取した場合
シナモンに含まれるプロアントシアニジンという成分が血糖値の上昇を抑えて、脂肪を溜め込むのを防いでくれます。唐揚げやコロッケなどの揚げ物に振りかけると、シナモンを手軽に摂取できます。
また、シナモンの持つ甘味とスパイシーな香りは、
- 麻婆豆腐
- カレーライス
- ハヤシライス
- ミートソース
などと相性が良く、さっぱりと食べることができます。
シナモンを温かい飲み物で摂るのもおすすめです。シナモンのリラックス効果で、スムーズに眠りにつけます。マグカップ一杯(200ml程度)の温かい牛乳や豆乳、お湯にシナモンパウダーをティースプーン一杯溶かします。甘味がほしい場合は、はちみつなどを加えると良いでしょう。
参考レシピ
ハニーシナモンドリンク for diet by トミュー?
シナモンを直接肌につける美容法
シンナムアルデヒドやプロアントシアニジンの血行促進の働きで、肌に酸素や栄養分を送り届け、炎症を起こした毛細血管を修復します。また、強い殺菌作用と相まって、ニキビ治療に効果があります。
- 小さじ1杯のシナモンパウダーと大さじ3のはちみつを混ぜる。
- コットンに染み込ませる。
- 液体がしみ込んだコットンを、患部に当てる。
- コットンを当てたまま、10分以上放置する。
- 温水で洗い流す。
はちみつにも殺菌作用があり、さらに保湿効果があるので肌荒れにも効果を発揮します。早急に肌を改善したくて困っているときは、試す価値ありです。
作った液体は一回で使い切るようにして、余った場合は廃棄しましょう。
シナモンを使用する場合の注意事項
シナモンを適量摂取すれば副作用はないと言われていますが、以下の点に注意が必要です。
アレルギーがある
口や唇を刺激して痛みの原因になる場合があります。皮膚に使うと、炎症を起こすことがあります。
妊娠中または授乳中
シナモンに含まれるシンナムアルデヒドは、子宮を刺激します。流産や、早産のリスクが高くなるなど、胎児に悪影響が及ぶ可能性があります。妊娠中の女性は控えた方が良いでしょう。
また、シナモンは食物アレルギー源になりやすいため、授乳中の方は使用を控えましょう。
肝臓障害がある
シナモンに含まれるクマリンという成分の影響で、症状が悪化する場合があります。クマリンは、むくみ改善の薬などに使用されることもありますが、過剰摂取は肝臓の機能低下を引き起こします。
がん患者
乳がんのような、ホルモン値により影響を受けるがんを患っている場合は使用を控えましょう。
定期的に薬剤を使っている
抗生物質や糖尿病薬、抗凝血剤、心臓病薬を服用している場合は、副作用が出やすくなったり、逆に薬が効かなくなったりすることがあります。シナモンを摂取する際は医者に相談しましょう。
まとめ
シナモンの効果を最大限に生かすポイントをまとめると、このようになります。
- 1日1g程度を2〜3日に一回は摂取する。※過剰摂取に注意
- 朝に摂ると新陳代謝がアップする。
- 夜に摂るとダイエット・アンチエイジングに効果がある。
- 直接肌に塗ると、ニキビなどに即効性がある。
美容、健康など女性に嬉しい様々な効果があるシナモン。ダイエットだけでなく、肌荒れ、むくみ、冷え性など女性特有のお悩みにも威力を発揮します。
スーパーなどで手軽に手に入るので、日常生活に無理なく取り入れることができます。使用量を守って、健康増進に役立てたいですね。