怖いと恐いの違いは？正しい使い分けとそれぞれの意味を紹介

2018年2月4日生活

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「怖い」 と 「恐い」

例えば、「こわい夢を見た」の場合は、どちらが正しいのでしょうか？

同じ読み方でも、意味が違うことがあるのでややこしいですよね。

そこで、怖いと恐いの意味や違いと正しい使い分けを紹介します。

「怖い」と「恐い」の意味と違い

まずは、それぞれの意味を見てみましょう。

大辞林のよると、

【怖い・恐い】

・危害を加えられそうで逃げ出したい感じだ。

・自分に危険なことが起こりそうで身がすくむ思いだ。

・悪い結果が予想されて不安だ。先行きが心配で避けたい。

・軽視できない。予想以上大した力をもっている。

と解説されています。

辞書を見る限りでは、意味に違いはありません。

どちらを使っても間違いではありませんが、若干ニュアンスが異なります。

自分だけが感じるのか（主観的）、誰でも感じるのか（客観的）というところに差があります。

常用漢字とは、新聞やニュースなど公的な場で使用する際の目安を示すものです。

「こわい」を漢字で表現するときは、「怖い」に統一しましょうという意味です。

「恐い」は常用漢字ではありませんが、使ってはいけないという意味ではありません。

では、具体的な使い分けを見ていきましょう。

「怖い」と「恐い」の使い分け

「怖い」と「恐い」は対象が違うため、使い分けるとしたらこうなります。

恐怖とは、基本的には主観的なものです。

常用漢字が「怖い」になっているのは、そのような理由があるからかもしれません。

ですが、

「恐い」を使ったら間違いかと言うとそうではありません。

公的な文書を扱う場合には注意が必要ですが、日常生活で「恐い」を使っても問題ありません。

どちらを使っても間違いではありませんが、迷った場合は、常用漢字である

「怖い」

と書くのが無難でしょう。

まとめ

以上、怖いと恐いの意味や違いと正しい使い分けでした。

「怖い」と「恐い」の意味に大きな違いはありません。

どちらを使っても間違いではありませんが、使い分けを意識するのであれば、

怖い：主観的
恐い：客観的

と覚えると良いでしょう。

「恐い」は常用漢字ではないので、日常生活においては、

「怖い」

を使うのが無難ですね。