会社の社員旅行の断り方!強制参加で行きたくない時の断る口実
本サイトにはプロモーションが含まれています。
会社に勤めるようになると、社員旅行に行く機会がありますよね。
社員旅行は会社の行事なので、強制参加というところも多いのではないでしょうか。
強制参加とはいえ、普段関わらない社員と一緒に旅行には行きたくないと感じている人もいると思います。できることなら、断る口実を作って逃げられないかと考える人も多いでしょう。
そこで本記事では、会社の社員旅行の断り方についてまとめてみました。
社員旅行があるのはなぜ?
会社の行事の中で最も大きな行事と言えるのが、社員旅行ではないでしょうか。
会社によって社員旅行を行う目的は様々ですが、大きく分けて3つの目的があるようです。
一体感・連帯感を作り出す
一つ目の目的は、一体感・連帯感を作り出すことです。
社員旅行という大きなイベントに社員一丸となって取り組むことで、社員の気持ちを一つにまとめるという狙いがあります。
また、会社以外で社員が一緒に行動する時間を増やすことで、仲間意識を持たせるという効果もあります。
一体感・連帯感を作り出すことで、仕事に対しても団結して取り組めるようにしたいわけですね。
やる気の向上
二つ目の目的は、社員のやる気の向上です。
社員旅行を通して日頃の仕事の疲れを癒し、仕事に対するモチベーションを維持するという狙いがあります。
仕事ばかりでは、社員のやる気は向上しませんからね。
コミュニケーションの促進
三つ目の目的は、コミュニケーションの促進です。
社員旅行は社員同士の仲を深めるだけでなく、人脈を広げるチャンスでもあります。
社員の中にはコミュニケーションを取るのが苦手という人もいるので、その対策として社員旅行を企画している会社もあるようですね。
これらの目的がある社員旅行ですが、正直行きたくないと思っている人もいると思います。
会社の行事である社員旅行は、強制参加なのでしょうか?
社員旅行は強制参加?
会社の社員旅行は強制参加というイメージを持っている人もいると思いますが、必ずしもそうではありません。社員旅行が強制参加かどうかは、旅行の内容(目的)によって変わります。
会社と労働者の関係は、労働契約によって成り立っています。労働者はこの契約の中で、使用者の指揮に従って労働を遂行することを義務付けられています。つまり、社員旅行が業務かどうかによって、強制参加になるかどうかが決まるというわけです。
参加する義務がある
参加する義務がある社員旅行とは、研修や会議が目的の旅行のことです。
休日や夜間など業務時間外になることがほとんどなので、労働基準法第36条(36協定)の時間外・休日労働に関する届け出をしていた場合のみ、社員旅行への参加が義務となります。正当な理由なしでは断ることができません。
参加する義務がない
参加する義務がない社員旅行とは、観光などの慰安旅行や親睦が目的の旅行のことです。社員旅行と言えば、こちらのイメージを持っている人が多いと思います。
慰安旅行や親睦が目的なので、明らかに業務の範囲内ではありません。そのため、労働者が社員旅行に参加する義務はないですし、会社は労働者を強制参加させることはできません。
社員旅行を行きたくない人の割合
ある企業の調査によれば、社員旅行を実施した企業のうち、参加しなかった人の割合は約40%いるとのことです。
社員旅行に行きたくない理由としては、以下のようなものがあります。
- 人付き合いが苦手
- 仕事とプライベートは別物
- 団体行動が苦手
- 旅行なのに仕事をしてる気分になる
参加した人の中には、「行きたくない」と思いながら旅行した人もいるでしょう。
社員旅行には、普段関わりのない社員も参加します。人付き合いが苦手な人にとっては苦痛ですよね。
単独行動が好きな人にとっては、団体での行動や食事が苦痛でしょう。親しくない人と部屋が一緒だと、くつろぐこともできないですからね。
また、上司に気を使わなければいけないのが面倒という方も多いのではないでしょうか。食事の時にはお酌しに行くなど、他人に気を使い続けなければいけないのは疲れますよね。
筆者は、社員旅行には行きたくない方です。仕事なら割り切って参加しますが、親睦が目的の旅行には行きたくないのが正直なところですね。仕事で関わりのない人と親睦を深めたいとは思いませんし、コミュニケーションを取る必要もないと思っています。そもそも、仕事で他の社員と関わるようになれば、自然に関係性を築くことはできます。親睦を深めるのに、社員旅行への参加が必須とは思いませんね。
筆者のような考え方を「自分勝手」と感じる人もいると思いますが、同じように考えている人がいるのも事実です。
では、どのような断り方であれば、角が立たないでしょうか?
社員旅行の断り方のポイントを見ていきましょう。
社員旅行の断り方のポイント
行きたくないという雰囲気を出さない
社員旅行の断り方のポイントは、行きたくないという雰囲気を出さないことです。
行きたくないという雰囲気が出ていると、「自分勝手」「協調性がない」などと思われてしまい、今後の評価に響く可能性があります。社員旅行を仕事の一環と捉えている人もいるので、自分の都合だけで行動する人を良くは思わないでしょう。
なので、「行きたくない」という本音を隠して断るのが、断り方のポイントと言えますね。「行けなくて残念だね」と相手に思わせるような断り方が望ましいと思いますよ。
断るタイミングに気を付ける
社員旅行を欠席する際は、断るタイミングに気を付けましょう。
会社内で社員旅行の話が出てすぐに断ると、「行きたくないだけでしょ?」と行きたくないことを相手に気付かれてしまいます。そうなると、マイナス評価になる可能性が高いですね。
断るタイミングとしては、「日程が決まってから」または「行き先が決まってから」の方が良いですね。それぞれのタイミングに合わせて断る口実を考えることができますので。
早めに欠席を連絡するのは良いことですが、相手に「行きたくない」ことを気付かれないようなタイミングで断るようにしましょう。
ドタキャンはNG
いくら行きたくないからといって、当日にドタキャンするのはNGです。
社員旅行は、数ヶ月(あるいは数週間)前から準備しています。ドタキャンすると、会社や幹事に迷惑をかけてしまいますね。キャンセル料も発生しますし、積立金(給与から天引きしている企業もある)も無駄になるでしょう。
また、ドタキャンした人に対する周囲の心象も悪くなります。行きたくない気持ちは分かりますが、ドタキャンするのは社会人としてはマナー違反ですね。行きたくないのであれば、最初から欠席することを伝えるのが断り方のマナーだと思いますよ。
怪我をしたりインフルエンザにかかったりするなど、断らざるを得ない状況になれば仕方ないですけどね^^;
では、どのような口実であれば、社員旅行を欠席することができるでしょうか?
社員旅行を欠席するための口実を見ていきましょう。
社員旅行を欠席するための口実
日程が決まっている用事がある
「日程が決まっている用事がある」というのは、社員旅行を欠席する口実になります。
例えば、以下のようなものがありますね。
- 身内の結婚式に参加する
- 法事がある
- 資格試験の受験日
特に、冠婚葬祭は会社の行事よりも優先度が高いので、断る口実としてはかなり有効です。身内の結婚式や法事を欠席してでも社員旅行に参加しろとは、会社としても言いづらいでしょう。
また、資格試験の受験日という理由も断る口実になります。資格試験は個人のスキルアップのために行っているものなので、会社からマイナス評価を与えられるとは考えにくいですね。
ただし、欠席する口実として毎年使ったり、1年の間に別の何かを断る口実として使ったりしていると確実に嘘だとバレます。冠婚葬祭や資格試験は、毎回あるわけではないですよね。以前に断る口実として使ったことがないか、振り返ってみると良いでしょう。
さらに、葬式を理由にするのはNGです。葬式は事前に分かるものではないので、断る口実としては使えないでしょう。
乗り物が苦手
「乗り物が苦手」という理由も、断る口実になります。
社員旅行の移動手段は国内ならバス、海外なら飛行機が基本です。乗り物酔いしやすい体質で体調を崩してしまうことを伝えれば、会社としても無理に参加しろとは言いにくいでしょう。実際に長時間の移動で体調を崩してしまったエピソードがあると、信憑性が増すので良いですね。
また、肩こりや腰痛などを持っている人は、「長時間座席に座っていられない」と伝えるのも断り方としてはありですね。無理に参加して移動中に持病が悪化したら、会社としても困りますからね。筆者の場合はヘルニア持ちだったので、それを口実に欠席しました。
まとめ
慰安が目的の旅行に行って、疲れるだけ(楽しめない)とは本末転倒な気もしますよね^^;
もし会社の社員旅行が義務ではないのであれば、断っても大丈夫でしょう。断り方に気を付ければ、欠席したとしても周囲の心象が悪くなることはないと思いますよ。
断る際は、行きたくないことを前面に押し出さず、「どうしても行けない」というような断り方だと良いですね。ドタキャンすると会社や幹事に迷惑がかかるので、それならば最初から断ると良いでしょう。
断り方を身に付け、断り上手になって下さいね。